社会
2016年度修学院フォーラム「社会」
第5回 キリスト教徒は政治問題をどう見るか
   ―沖縄と北方領土をめぐって

講師:佐藤 優 
(作家・元外務省主任分析官)
  日本のキリスト教徒(特にプロテスタント教徒)の政治問題に関する取り組みには、非対称性があります。人権問題、マイノリティー問題、環境問題には関心が強いのに対して、領土問題についてはほとんどコミットメントしようとしません。この差は、日本のプロテスタンティズムが、導入期において、薩長土肥体制に反発する佐幕派の人々を主体としたことと関係していると私は考えます。沖縄の米軍基地問題と北方領土問題について対比しながら、なぜ日本のキリスト教徒の政治観に非対称性が生じるかについて考えます。 

◎予定スケジュール◎    

13301500     講演・発題

15001530    コーヒーブレーク

15301720     質疑とはなしあい 

17201730    まとめとアンケート記入


参考文献2016.png






     




  
2017年1月28日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費:3,000 円、学生 500 円(コーヒー込み)
締切日:2017年1月25日
<講師プロフィール>
佐藤 優(さとう まさる) 氏
作家・元外務省主任分析官
1960年東京都生まれ。1979年同志社大学神学部入学、1985年同大学院神学研究科修了、1985年外務省入省、英国陸軍語学学校、モスクワ国立大学で研修した後、在ソ連(その後ロシア)日本大使館に勤務。2002年、鈴木宗男事件に連座して東京地検特捜部により、逮捕、起訴。2009年に最高裁で執行猶予付有罪判決確定。2013年執行猶予期間満了。 著書は、『国家の罠』(新潮文庫)、『国家論』(NHKブックス)、『宗教改革の物語』(角川書店)、訳書はフロマートカ『人間への途上にある福音』(新教出版社)など多数。
  
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