民間事故調の委員長を務めた物理学者・北澤宏一氏
原発の政治神学的暗部を剔抉する神学者・栗林輝夫氏
キリスト教精神に基づく開かれた「はなしあい」の場を創り上げてきた日
本クリスチャン・アカデミーが、2012 秋に催した白熱のシンポジウムの
記録。福島原発事故の実情はいかなるものだったのか、そもそも原発の
根本問題とは何か、将来のエネルギー選択はどうあるべきか、そのため
に市民のイニシアチブはいかにして可能か――。北澤・栗林両氏の刺激
的な講演を踏まえ、様々な立場の市民が対論に参加した本書は、課題の
困難さを直視しつつ、希望に満ちた未来を提示する。
■編著者:日本クリスチャン・アカデミー編 北澤宏一/栗林輝夫
■発 行:新教出版社
■2013年10月17日発行 四六判・並製・210 頁
■価 格:本体1800円