社会
修学院フォーラム「人と教育」
第2回 仲間とつながり合って、ハッピーに生きようぜ!
いのちをつなぐ教育が求められています。教育の課題を共有しつつ、対話を通して、共に考え、共に希望を見出したいと思います。
講師:金森 俊朗 
(北陸学院大学人間総合学部教授)
勉強・習い事・スポーツなどの成績向上への期待・要求に応えられない悩み、友人関係・家族問題・貧困・病気などに希望を見いだせない悲しみなどの生きづらさに苦悩する子どもたち。彼等がそれらを表出し、仲間が共感的に受け止め、共に生きようと歩み出す希望のドラマ。そのことを可能にしたものとは何か? 自然・人・もの・ことに豊かにかかわって、きらめきの少年期を充実させながら、人間の存在・いのちの尊厳を学んでいった子ども・保護者たちの歩みから、今、私たちができることや学校・家庭が持つ可能性を皆さんと共に考え合いたいと思っています。                (金森 俊朗)

2011年9月17日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス
参加費:2,000円 学生500円
締切日:2011年9月14日
<講師プロフィール>
金森 俊朗 氏
北陸学院大学人間総合学部教授
1946年、石川県能登生まれ。金沢大学教育学部卒業後、教職につき、石川県内の八つの小学校で教鞭をとる。1980年代より「仲間とつながりハッピーになる」という教育思想をかかげ、人と自然に直に触れ合うさまざまな実践を試みる。1989年、妊娠七カ月のお母さんを招いた「性の授業」を皮切りに、本格的に「いのちの教育」を開始する。翌年、末期ガン患者さんと共に、日本で初めて小学校教育での、「デス・エデュケーション」を実施。金森学級の一年を追ったNHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス 四年一組命の授業」が、2003年第三十回日本賞グランプリを受賞。その教育思想と実践は、教育界のみならず、医療・福祉関係者からも大きな注目を集め、「情操教育の最高峰」と高い評価を受けている。  2007年3月に退職後、2008年4月より北陸学院大学人間総合学部幼児児童教育学科教授、同大学地域教育開発センター長、上越教育大学・金沢大学非常勤講師。 2010年第19回ペスタロッチー教育賞受賞。 <著書> 『いのちの教科書 生きる希望を育てる』(角川文庫)、『希望の教室・・・金森学級からのメッセージ』(角川書店)、『子どもの力は学び合ってこそ育つ -金森学級38年の教え』(角川書店)、『金森俊朗の子どもの・授業・教師・教育論』(子どもの未来社)、『子どもたちは作家になる』(角川書店)、『「子どものために」は正しいのか』(学研新書)、その他。
  
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