社会
2014年度修学院フォーラム「社会」
第2回 日本は暗い時代に向かっているのだろうか? 集団的自衛権、特定機密保護法について考える
 今私達の社会は、いのち、正義、平和、自由を脅かす危険のある重大問題に直面しています。
これら問題とどう向かい合うべきか、基本に立ち返って考えてみたいと思います。
講師:佐藤 優 
(文筆家)
 安倍政権になって、特定秘密保護法(スパイ防止法に相当)、憲法解釈の変更による集団的自衛権行使容認など、日本は戦争を可能にする国家態勢への転換を急速に遂げている。しかし、その現実が、政治エリート(国会議員、官僚)にはよく見えていない。
 「われわれは、普通になろうとしている」という政治エリートの集合的意識(もしくは無意識)がこの転換を押し進めている。このような状況は日本社会に反知性主義が蔓延しているから起きる。安倍政権下での出来事を福音の光に照らして読み解くことを試みる。
2014年11月 8日 (土) 13:30~17:30(予定)
場 所:関西セミナーハウス
参加費:2000円、学生500円 (コーヒー込)
締切日:11月5日
<講師プロフィール>
佐藤 優(さとう まさる) 氏
文筆家
1960年東京都生まれ。1979年同志社大学神学部入学、1985年同大学院神学研究科修了、1985年外務省入省、英国陸軍語学学校、モスクワ国立大学で研修した後、在ソ連(その後ロシア)日本大使館に勤務。2002年、鈴木宗男事件に連座して東京地検特捜部により、逮捕、起訴。2009年に最高裁で執行猶予付有罪判決確定。2013年執行猶予期間満了。 著書は、『国家の罠』(新潮文庫)、『国家論』(NHKブックス)、『宗教改革の物語』(角川書店)、訳書はフロマートカ『人間への途上にある福音』(新教出版社)など多数。 
  
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