社会
2018年度修学院フォーラム「社会」〈協賛〉京都キリスト教協議会  
第4回 〈宗教と戦争を考える―6〉
宗教改革者の戦争観

講師:村上 みか 
(同志社大学神学部教授)
   宗教改革が起こった16世紀は、戦争が繰り返された時代でした。宗教改革者たちも政治権力と結びついて体制的な教会を築いたことにより、戦争を肯定し、自らも戦争に巻き込まれていきました。その一方で、「敵を愛しなさい」という聖書の言葉に基づいて非戦論を唱え、平和な社会の実現を試みた急進派の人々もいました。いずれの場合も、聖書の言葉に拠りながら、この世への関わり方を模索し、葛藤する中で、自らのあり方を表明し、行動していったのです。
 今回はその歴史を学びつつ、今日私たちが、神の国ではない「この世」を生きる中で、いかにこの世の問題と関わり、愛と平和の実現に至ることができるのか、ご一緒に考えたいと思います。

       
◎予定スケジュール

          13301500     発題講演                  

                15001530     コーヒーブレーク 

            15:30~17:30   質疑とはなしあい

           

2018年10月 6日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費:2,300円 学生1,000円(コーヒー込)
締切日:10月3日
<講師プロフィール>
村上 みか(むらかみ みか) 氏
同志社大学神学部教授
 バーゼル大学神学部博士課程修了。神学博士(Dr.theol.)。日本基督教団岡本教会担任教師、バーゼル市エコランパド教会専任オルガニスト、名古屋学院大学、東北学院大学を経て、現在、同志社大学神学部教授。専門分野:宗教改革史。 著書:『ヨーロッパ宗教改革の連携と断絶』(共著、教文館)、『牧師とは何か』(共著、日本キリスト教団出版局)、『一冊でわかるキリスト教史』(共著、日本キリスト教団出版局)ほか。訳書:H・A・オーバーマン『二つの宗教改革』(共訳、教文館)。
  
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