いのち
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2022年度修学院フォーラム「いのち」
第2回 人類と福祉―その淵源を探る【YouTube(限定公開)有】
YouTube (限定公開)】
 開催は終了しましたが、フォーラムの記録映像を、Youtubeで限定公開しています。
 講演のみご覧いただけます。
 ご希望の方は、下段「プログラム参加申し込み」フォームまたは、当センター宛メールに
「2022/9/23-24 2022-いのち-2」と記載の上、お名前とメールアドレスをお知らせください。
講師:月本 昭男 
(古代オリエント博物館館長)
 人類は 21 世紀になってなお戦争を止めません。動物の社会でも、高等動物になればなるほど、群れ同士の戦いが頻繁に観察されます。人類は、その一方で、身体の障がいのため、あるいは生産手段をもたないために、社会的に弱い立ち場におかれた仲間を保護する社会を築いてきました。それは動物の社会では観察されない、人類社会に特有の現象です。ならば、人類はいつのころから弱い立ち場にある仲間を大切にしてきたのでしょうか。 
 このセミナーでは、はじめに、21 世紀になって注目されはじめた先史時代の「福祉」の痕跡について紹介するとともに、文明発祥の地といわれる古代オリエントの文書資料に残る社会的弱者保護の実態を探ってみます。次に、古代オリエントの一隅に歴史を刻んだイスラエルの民が残し、後のユダヤ教、キリスト教、イスラム教に大きな影響を与えた旧約聖書に伝わる社会倫理を「福祉」という視点から考えてみましょう。最後に、そのような社会福祉を内から支える共感・同情といった、私たちの誰しもがもつ感情について、ともに想いをめぐらしてみようではありませんか。

スケジュール

923日(金、祝)

13:30        

14:00~14:30   会、オリエンテーション 

  14:30~16:00   Ⅰ「先史時代および古代メソポタミアの資料から」

16:00~16:15  

16:15~17:45   はなしあい

18:00~19:00  

  19:00~20:00  Ⅱ「古代イスラエルにおける社会的弱者保護

20:00~20:15  

20:15~21:00  はなしあい

21:00~          自由懇談

924日(土)

  7:30~ 8:00   静想の時

8:00~ 9:00  

9:00~10:00   「人はなぜ苦しむ人を助けようとするか」

10:00~10:20   

10:20~11:20   はなしあい

11:20        

【来館時のお願い】

・ ご出発前に、検温をお願いします。(お忘れの場合、来館時にお願いいたします。)

・ ご体調のすぐれない方は、参加をお控えください。

・ 開催中、マスクの着用をお願いします。






2022年9月23日 (金) 〜 9月24日(土) (金、祝)14:00~(土)11:20
場 所:関西セミナーハウス
参加費:14,000 円 学生 7,000 円[1泊2食込、京都市宿泊税200円別途]
定 員:宿泊は20名程度
締切日:2022年9月16日(金)
新型コロナウイルス感染の状況によって、変更する可能性があります。
*できるだけ全日程ご参加ください。やむを得ない場合は、部分参加でも結構です。部分参加の会費は事務局にお尋ね下さい。
*前日正午以後のキャンセル、変更には、キャンセル料金が発生します。
<講師プロフィール>
月本 昭男(つきもと あきお) 氏
古代オリエント博物館館長
1948 年、長野県に生まれる。新島学園高等学校(安中)、東京大学、ドイ ツ・テュービンゲン大学に学ぶ。専攻分野は旧約聖書、古代オリエント、 人類宗教史。立教大学(1981~2014 年)、上智大学(2014~2022 年)で旧 約聖書、古代イスラエル史、聖書考古学などを教える。現在、古代オリエ ント博物館館長、立教大学・上智大学名誉教授。
著書:『目で見る聖書の時代』(日本キリスト教団出版局)、『古代メソポ タミアの神話と儀礼』(岩波書店)、『旧約聖書に見るユーモアとアイロ ニー』(教文館)、『詩篇の思想と信仰 I~VI』(新教出版社)、『物語とし ての旧約聖書(上・下)』(NHK 出版)、『見えない神を信ずる』(日本キリス ト教団出版局)など。
訳書:『ギルガメシュ叙事詩』、『創世記』、『エゼキエル書』(いずれも岩 波書店)など。
経堂聖書会所属 http://www.kyodo-seisyokai.sakura.ne.jp/
  
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