日頃は、関西セミナーハウス 修学院きらら山荘、並びに関西セミナーハウス活動センターへのご支援とご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
さてこの度、紅葉の美しい季節に、2泊3日の新規プログラムを企画いたしました。刺激的なトーク、ビジュアルアート、音楽、食事を共にしながら交わりの場を持ち、ディスカッションや歌、周辺を散策したり、沈黙や祈りの時間を共にします。
ゲストとして、渡辺総一さん(造形作家)、神田健次さん(関西学院大学名誉教授)、榎本恵さん(アシュラムセンター)、橋本るつ子さん(ピア二スト)、沢知恵さん(シンガーソングライター)をお招きしています。
館内、また近隣の散策で、修学院離宮、曼殊院、赤山禅院と紅葉の名所を巡ること、あるいは、源氏物語にも登場する雲母(きらら)坂を登って、比叡山、京都トレイルを歩くことも自在です。美しい京都の秋を満喫してください。
ご家族、お知り合いの方とお誘い合わせの上、ぜひお出かけくださいますようご案内申し上げます。
11月23日-25日 渡辺 総一作品展 「平和への祈り」
◎ 期間中、自由にご覧いただけます。
スケジュール 〔部分参加も可能です。〕
【1日目】11月23日(木・祝)
10:00 受付
12:00 昼食
オリエンテーション
14:00 講演 「祈りの造形」 講師 渡辺総一
15:30 ~フリータイム~/チェックイン(15:00~)
18:00 夕食
19:00 懇親の時 自己紹介など (飲み物、おつまみ)
21:00 テゼの祈り
【2日目】11月24日(金)
7:00 静想の時
8:00 朝食
10:00 お話と懇親 「ウクライナの平和を願って」 講師 神田健次
12:00 昼食
14:00 講演 「知りたい アジアのキリスト教美術
~ 関西セミナーハウスの所蔵作品を中心に」 講師 渡辺総一
15:30 ワークショップ
「楽しいアート― 真・善・美・愛で平和の正四面体」
講師 渡辺総一、なお
~フリータイム~
18:00 夕食
19:00 ピアノとトーク
「ちいろば先生を語る」
ゲスト 榎本 恵、橋本るつ子
♬ ともに歌うひと時 讃美歌他
21:00 ~フリータイム~
【3日目】11月25日(土)
7:00 静想の時
8:00 朝食/チェックアウト(~10:00)
10:00 沢 知恵 トークと詩の朗読
「かかわらなければ路傍の人~ハンセン病回復者との交わり~」
参加費 3,000円(要申込)
◎全日程参加者は無料
12:00 昼食(弁当) 館内自由
【講師・ゲスト】
渡辺 総一 わたなべ そういち
1949年宮城県石巻に生まれる。東北学院大学、御茶の水美術学院卒業。絵の制作、絵画教室主宰、41年。聖書を主題とする個展、40回。キリスト教美術展、21回。アジア・キリスト教美術協会のグループ展、インドネシア、マレーシア、韓国、スウェーデン、イギリス、オーストラリア、アメリカなどで。本の表紙画、雑誌の挿画:「信徒の友」、「婦人之友」、「白金通信」などに聖書を主題の挿画、連載。
画集『共に歩むキリスト』、"For the Least of These"。
共著『喜びも、悲しみも』。アジア・キリスト教美術協会会員、日本美術家連盟会員。
神田 健次 かんだ けんじ
1948年 新潟県新発田市生まれ。青山学院大学文学部神学科卒業、関西学院大学神学研究科博士課程修了。ミュンヘン大学神学部留学、ベルン大学神学部客員研究員、神学博士。
世界教会協議会信仰職制委員を歴任。現在、関西学院大学名誉教授、日本クリスチャンアカデミー理事、エキュメニカル・ネットワーク会長、その他。
著書 :『現代の聖餐論―エキュメニカル運動の軌跡から』(日本キリスト教団出版局 1997年)、編著『講座 現代キリスト教倫理Ⅰ 生と死 』(日本キリスト教団出版局 1999年)、編著『ミナト神戸の宗教とコミュニティー』(神戸新聞総合出版センター 2013年)、富坂キリスト教センター編(責任編集)『戦争と平和主義―エキュメニズムが目指すところ』(いのちのことば社、2023年)、その他。
榎本 恵 えのもと めぐみ
1961年 京都生まれ。1985年同志社大学神学部卒。滋賀県の障害者施設「茗荷村」、タイ国でのボランティア活動を経、1989年沖縄県伊江村に移住、阿波根昌鴻氏の反戦平和資料館で平和運動に携わる。1998年平和資料館運営のための「財団法人わびあいの里」を設立し、理事に就任。2002年日本基督教団よきサマリヤ人伝道所担任教師。2006年精神科⽥崎病院デイナイトケア職員を兼任。2007年滋賀県近江八幡「宗教法⼈アシュラムセンター」主幹牧師就任。
著書『負けて勝つとは』(日本基督教団出版局2000年刊行)、『ちいろばの心』(マナブックス2005年刊行)『私は耕す人になりたい』(マナブックス2011年刊⾏)、『石ころも叫び出す ポスト戦後70年の道しるべ』(いのちのことば社 2018年刊行)、共著『ちいろば牧師榎本保郎を語る』(教団出版局2012年刊行)。
橋本 るつ子 はしもと るつこ
1950年 榎本保郎、和子の長女として京都で生まれる。神戸女学院大学音楽学部パイプオルガン科卒業。神戸女学院大学でオルガン要員を勤める。1974年橋本 裕と結婚、下関へ移り、教会にて奏楽奉仕。1982年裕召天。その後梅光女学院中学・高校の音楽教師として31年間勤める。退職後、近江八幡のアシュラムセンターに戻りアシュラムのスタッフとして母和子と共に暮らす。松山教会、北九州インマヌエル教会、大阪天満教会、大阪女学院大学などでオルガンによる賛美、奨励、チャペルコンサートなどを行なう。現在、近江兄弟社学園高等学校ハンドベル部指導者。大阪女学院大学非常勤講師。
沢 知恵 さわ ともえ
1971年生まれ。日本、韓国、アメリカで育ち、3歳よりピアノを弾く。 1991年、東京藝術大学在学中に歌手デビュー。最新アルバム『花はどこへ行った』を含む29枚のアルバムを発表。
第40回日本レコード大賞アジア音楽賞受賞。東京で季節公演を行う他、ハンセン病療養所、災害被災地、少年院などでも精力的に活動している。 2021年、岡山大学大学院修了。おもなテレビ出演に「徹子の部屋」「題名のない音楽会」「ハートネットTV」など。
おもな著書に『うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史-園歌はうたう-』『私のごすぺるくろにくる』など。日本キリスト教団岡山教会員。