福祉
2025年度修学院フォーラム「福祉」
第1回 宗教はエコか?
 ~神道、仏教、キリスト教からの問いかけ【予告版】
【対面開催】

私たちは「環境問題」とどのように向き合えばよいのでしょうか。科学技術の進歩による解決に期待し、あるいは政府や企業の政策や取り組みに対応を委ねることもできるでしょう。でも、それだけで十分でしょうか。遠大であるとともに身近でもあるエコロジーの問題は、突き詰めると、私たちの人生観・自然観・世界観と密接につながっているのではないでしょうか。そこまでさかのぼらないと、本当の解決にはつながらないのではないでしょうか。神道、仏教、キリスト教からの問いかけに耳を傾けて「エコ」な態度や行動の可能性を根源から考えてみたいと思います。

2025福祉①チラシ予告版表.JPG

発題①「共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲」 講師:梶田真章

   (法然院 貫主)

発題②「距離と融合、あるいは、ちかづくこと~愛することと、遠ざかること~退くこと」 

講師:鎌田東二

  (京都大学名誉教授)

発題③「環境問題の視点から聖書を読む」ワークショップ
  講師:大宮有博

(関西学院大学法学部教授・宗教主事 )

  鎌田 東二 かまた とうじ
1951年徳島県生まれ。京都大学こころの未来研究センター教授、上智大学大学院実践宗教学研究科・グリーフケア研究所特任教授等を経て、京都大学名誉教授。天理大学客員教授、NPO法人東京自由大学名誉理事長。専門は宗教哲学、比較文明学、民俗学、日本思想史、人体科学など多岐にわたり、縦横無尽に学問領域を行き来し、独自のあたらしい観点から多様な研究を続けている。近著、長谷川敏彦/鎌田東二『超少子・超高齢社会の日本が未来を開く 医療と宗教のパラダイムシフト』(集英社2024)など著書多数。神道ソングライターとして、『この星の光に魅かれて』(2001)、『絶体絶命』(2022)等をリリース。

 梶田 真章 かじた しんしょう
1956年京都生まれ。大阪外国語大学ドイツ語科卒業。1984年、法然院第31代貫主に就任、現在に至る。アーティストの発表の場やシンポジウムの会場として寺を開放し、法話を数多く行うなど、現代における寺の可能性を追求しつつ、環境問題に強い関心を持ち、1985年、境内の環境を生かして「法然院森の教室」を始める。 1993年、境内に「共生き堂(ともいきどう)〔法然院森のセンター〕」を新築、この建物を拠点に自然環境と親しむ活動を行う市民グループ「フィールドソサイエティー」の顧問に就任。 現在、NPO法人和の学校理事。きょうとNPOセンター顧問。 著書に『京都法然院歳時記』京都書院(共著)、『法然院』淡交社(共著)、『ありのまま―ていねいに暮らす、楽に生きる。』(村松美賀子=構成・文 リトルモア=刊)など。

  大宮 有博 おおみや ともひろ
1970年大阪生まれ。関西学院大学大学院神学研究科博士前期 修了。Graduate Theological Union(MA取得)London Bible College(現London School of Theology)(Ph.D.取得)。1999〜2003年までAsbury Theological Seminaryにて博士研究員。名古屋学院大学教員等を経て、現在、関西学院大学法学部教授、法学部宗教主事。著書に『アメリカ・キリスト教入門』キリスト新聞社(2022)、『エコロジカル聖書解釈の手引き』(共著)キリスト新聞社(2024)、訳書にノルベルト・ローフィンク著『反貧困の神』キリスト新聞社(2010)など。 

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2025年6月28日 (土) 〜 6月29日(日) (土)13:00~(日)13:00
場 所:〈集合〉「法然院」
(京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30)/
〈会場・宿泊〉関西セミナーハウス
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費: 16,000円、学生 5,000円(1泊3食込、京都市宿泊税200円、傷害保険、移動経費込込)〔個室差額あり〕
締切日:2025年6月22日
*できるだけ全日程ご参加ください。やむを得ない場合は、部分参加でも可能です。
*お申込みには、電子メールなどで受付のお知らせをお送りします。申込み後2~3日経っても返信が無い場合は、お問合せください。
*前日正午以後のキャンセル、変更には、キャンセル料金が発生します。
<講師プロフィール>

  
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